YEAR IN REVIEW 2020

2020年を振り返って

2020年12月12日(土)。年の瀬には少し早いこの時期に、年末までの積み残しがないようにと慎重を期するこの私は、このように1年を振り返りはじめる。つまり、残りの約3週間に起こりそうなことも織り込んで書こうとするのだから、味気ない人生と言われれば、まあそれまでなのかもしれない。しかしながら、この投稿は論じるべくもなく年末にアップするので、稀有な読者にはあたかも丸ごと1年の振り返りに映るのだろう。これからコロナが拡大するのか(現在東京都は約600名/日の感染者)、トランプ元大統領の大逆転ホームランがあるのか、指値で網にかかるのを待っている持ち株が売却できないのか、1位を独走している桃太郎電鉄でまさかの悲運を見るのか、その結末は未来でじっくり答え合わせするとしよう。

さて、2020年という、おそらく数十年に一度の祭典を待望していた国民の期待も虚しく、疫病が跋扈し、生活様式も大きく変容した1年であったが、潜在的な問題が顕在化し、人類の営みや考え飛躍的に加速化した1年であったと考える。各々の善悪について論じることはないが、どのように物事を捉え、自身の中で考え、そして判断できるかが肝要になった。VUCAの時代とはよく言ったものだが、もともと不安定な世界における不確定さが顕出したことで、より多くの視点や声を垣間見ることになったのだと思う。

そのような時勢の中、少しばかりある知恵を絞り、限られた人生の中での充足が得られるように、今年も様々なことを見て、経験し、そして糧としてきたように思う。これは、世情の変化に伴った後発的な変容もあるが、これまでの積み上げによる能動的な営みも多かったように思う。その一端を振り返りつつ、来年へ蓄積できるものとして記していきたい。

合同会社の設立

2020年で一番記憶に残るのは、自分で会社を設立したことだと思う。構想としては2019年の夏からあり、それから方々を調べ、1年弱をかけて実現に漕ぎ着けた。とはいっても、会社を作るだけなら誰でもできるし、期間もその気になれば数週間でできるようなものである。この会社に極端な営利目的はなく、合同会社という形からもわかるように、自己の出資金のみで成り立っているため、半ば趣味の延長という位置づけが近いものである。会社を設立した目的はいくつかあるのだが、主に「自分(たち)のブランドを持つこと」、「法人という営みを経験したかったこと」、「人生のポートフォリオを増やしたかったこと」などが挙げられる。だから、この法人格が生存していれば一応今のところは満足であるし、極端なレバレッジをかけたり、人様に責任の一端を担ってもらうつもりもない。自分(たち)の想いをブランドやキャラクターで体現し、願わくばこれらを愛してくれる方に巡り会えたら良いと思っている。事業年度としても第一期を終え、登記⇒事業⇒決算などのサイクルも経験した。第二期となった今から、少しずつ想いを形にする活動を進めていきたいと思っている。

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生活様式の見直し

いわゆる「おうち時間」と呼ばれるイエナカ生活への順応も時間を費やし工夫した。几帳面だがミニマリストとは言えない性格のため、モノの断捨離も一定は行うのだが、より導線や使いやすさなどに着目してモノ選びを行うようになった。洗濯機・家庭用ゲーム・寝具・キッチン用品・お掃除ロボット・ダストシュート・ミシン、など選りすぐった製品はどれも確実な役割を果たしてくれており、QOLが格段に上昇したように思う。

教養・感性の磨き込み

と言うとだいぶ仰々しいのであるが、例年に漏れず今年も知見が浅いと思われるような分野を広く見ることで、蓄積できるものを深めていった。Go toキャンペーンに託けて、一流ホテルの雰囲気を感じたり、足で稼いでグルメを堪能し、本もそれなりに読み漁った。コロナ禍ということで、外の空気を吸う機会が少なく、実体験に伴う発見は少ないと思っているだけに、翌年はもう少し世情が改善していることを期待したい。

資産管理手法の強化

2018年あたりから少なからず気にかけている資産管理。トライアル思考が強かった今までの運用を見直しつつ、適切なポートフォリオになるように努めた。とはいっても、テクニカルな知識を高めてより勝てる素地を作っていくと言うより、半ばランダムウォークの相場に委ねるとして、レバレッジの高い投資手法からの撤退や、毎月大変だった管理の単純化など、より短い時間で快適な運用ができるようなスタンスを作っていった。具体的には、安定運用といえど心身があまり落ち着かないFXからの撤退、個別株の投資スタンス変更、投資信託のリバランス、節税策の徹底、P/L・B/Sベースでの管理手法の導入など、適切な距離感を保ちながら運用を行い、総資産も目標額に達するペースで資産を増やすことができた。

余力があれば、これらのノウハウを展開できるような準備をしていきたいと思っている。専門家のような知識ではなく(だから個別の商品を推薦なども当然できないのだが)、生活者の目線で噛み砕いて資産運用とはどういうものなのかというものを広めていきたい。

2020年の目標に対する振り返り

約1年前、2020年のはじめに以下のような目標を掲げ1年をスタートしたが、各項目における振り返りは以下の通り。

1.  社会的な肩書を複数作り、勝負できる領域を広げる ⇒ 達成(法人の設立、業務異動で別分野の知識習熟)

2. ブランディングしたキャラクターを世の中に送り出す ⇒ 達成(LINEスタンプ・着せかえなど収益化できるものをリリース)

3. 不動産に対する理解を深め、将来の居住計画を立てる ⇒ 未達成(そもそも戸建ての重要性が見いだせなかった)

4. ファイナンス×デザイン領域の知識を深める ⇒ 未達成(共有の相手先が乏しくあまり発展せず。ただ資産運用の質は向上したはず)

5. 総資産を一桁上のレンジに乗せる ⇒ 達成(資産管理の甲斐もあり順調に推移)

こうしてみると、概ね満足行く結果にはなったと思う。特に最重要の1を無事達成し、2も可能な限りで着手できた。通常の業務が新領域かつそれなりに繁忙であり、他の関心事にも時間を取られたので、もう少し何か出来た気もするが、何かを失うような選択はしていない自分らしいコンサバな進め方だったと思う。不動産については、現状身の丈に合った物件であるし、生活の不便もない。投資目的でないだけに、今の感性で決めても将来の後悔は目に見えているため、目標設定自体があまり良くなかった気もする。総資産も無事目標を達成し、翌年に弾みがつく結果だった。これらを踏まえつつ、翌年の目標を立てていく。

2021年の目標

1.  キャラクター(Picapon)を体現するブランド商品を創作する

2. 食の文化やルーツを知り、「嗜める」食生活を実現する

3. 自身の感性やスキルを発揮できる場を増やす

4. より実験的な考え方を持ち、そのための現実・現物に即した行動をする

5. 未だ見ぬ五感を刺激する物事に触れ合う

この5つを目標にしてみようと思う。まずはキャラクターブランドに関すること。法人として一通りの流れは体験したので、少し凝った営みをしても良いと思っている。具体的にはデジタルデータ以外の商品を作ること。まずは内製が中心となるだろうが、必要なときは外部の力も借りつつ、少しずつ前に動かしていきたい。そして、食事は「嗜み」を重視する、これは健康につながることもそうだが、加えて素材の良さや文化を重んじ、贅沢な時間に変容できるようにしていきたい。3つ目の目標については、せっかく種々を蓄積しているのだから、それを発揮する場を作るということ。リスクを重んじ自己開示に積極的ではないのだが、その許容値が許す範囲で行動を始めていきたい。4つ目は、何事も実験的に捉える視野を養うこと。取捨選択のスピードを早くして、一次情報だけでなく、自身の五感を信じ、マーケット感覚で勝負できるようにしていく。最後に、常にアンテナを広げながら、森羅万象に触れる機会を大切にするということ。もちろん自然やまだ見ぬ世界、何事も発見を大事にしていく。

終わりに、まあ今年も自分らしく1年を過ごせたと思うし、常に感性や考えを新鮮に保てる環境や出会いも複数あったことに感謝したい。人生万事塞翁が馬。この数日後、数カ月後はどうなっているかわからないものだが、焦らず急がず、相変わらずのんびりと緩やかな日常を送っていきたい。そのような想いを込めて生み出したキャラクターである「ピカポン」のように。

-もうちょっとだけ、まあるくいこうよ-