「あじねフライパン」を購入しました

使いやすく、こだわりがある鉄フライパンを求めて...

2020年8月。なぜかこの時はキッチン周りに関する事柄に関心があり、今までの調理環境はほとほと使いにくいものだと反省し、調理ラックやら小物やらいろいろ取り揃えていた。ある時、とあるYoutuberが「鉄フライパン」で美味しそうなチャーハンを作っているのを観て、「次はこれだ!」と思い立ってしまったことがきっかけで、約2週間におよぶ鉄フライパン探しが始まった。

まず軽く下調べをすると、どうやら鉄フライパン云々の前に、我が家の熱源がそれなりに曲者であることがわかった。我が家は3口のIHヒーターなのだが、メーカの仕様書を見ると、底面が平らであることや直径12cm以上の底面が必要であることなど、コンサバの極地を行く説明がなされている。このルールを厳格に守らなくても大丈夫だと思ってはいながらも、無論小心者なのでなるべく条件に適応するものを考えるようにした。

すると、直火にしか対応しない鉄フライパンが複数あることが調べて理解できた。この場合は、カセットコンロを買ってきて直火で調理するか、IHコンバーターなる変換器具を使うしかないことがわかった。このIHコンバーターだが、要約するとIHの電磁誘導で発生した熱源を直接IH非対応の器具に伝えるものらしい。こりゃなかなか一筋縄で決められなさそうだぞ、長期化の様相を肌で感じながらも、ともあれ鉄フライパンといえば、中性洗剤で洗いまくった過去の過ちによりしばらくご無沙汰だったため、日本が誇る調理道具の聖地「合羽橋」に足を伸ばしてみることにした。「

合羽橋を訪れてみてわかったこと

ふらふらと合羽橋を巡りながらもある程度の目星は事前につけていた。それが「釜浅商店」さんである。もちろん抜かりなくこちらのお店が出版なさっていた書籍は事前に読破していた。外国人も多く訪れる同店舗は店内改装を終えてとても綺麗になっていたし、以前もTVで何度か拝見していたこともあり、期待度がグングン高まった。

引用元:https://shigoto100.com/2018/12/kamaasasyoten_04.html

早速店内に入って、下調べした知識ををもとに、「釜浅の鉄打出しフライパン」について尋ねてみた。早速店員さんが現物を見せてくれて手に持たせてもらった。すると、

(あれ、思ったより重いぞ…)

普段はティファールの万能フライパンを使っており、握力もメンズ中の下くらいの人間なのだが、それにしてもかなり重い。なんでも今持っているのは28cmで少し大きめとのこと。なるほどと思いながら、次に感じたのは持ち柄が思ったより手に食い込むことである。IHなのでずっと熱源に付けておくので問題ないのだが、ちょっと持ち上げたいときに多少辛いだろうなと思ってしまった。お値段はリーズナブルだし、この界隈で有名であろう山田製作所との共同生産というブランド力もあり、その場でもかなり迷ったのが、サイズと重さがどうしても気になり即決はできなかった。後ろ髪を引かれる思いでお店を後に…。

釜浅商店のフライパン 引用元:http://azukitoomame.blog.fc2.com/blog-entry-364.html

ちなみに、複数店舗で廉価な鉄フライパンも売っており、その中にはIH対応のものもあったので、要件としてはこれで十分であるのだが、鉄フライパンは時間と共に味わいを楽しむような側面もあり、その時に短絡的な結果で購入したものだと愛着が湧きにくいと判断し購入しなかった。

その後、IHコンバーターに関する情報を集めに別のお店へ。製品自体の取り扱いはあるものの、説明が簡素であまり乗り気じゃない様子。あくまで推測だが、「本質的」じゃないというところだろうか。直火なら直火の良さ、IHならその良さがあるということで、その仕様を変更する器具は便利かもしれないがあまり商品としては勧めにくいかもしれない。その後WEBの情報などから、思ったように熱源が変換できないという声なども複数見つけたため、IHコンバーターの購入も断念した。こうして合羽橋の訪問から以下のような観点で仕様の絞り込みができた。

①IH対応であること(IHコンバーターの選択肢を消した)

②重さは1kg前後であること(釜浅商店のフライパンを持った上で許容値を推測)

③永く変化を楽しめ愛着がわくもの(廉価なものでは永く付き合えない)

④それなりに底が深いこと(底浅だと作りたい料理にフィットしない)

これらを中心としながら再びインターネットの波に飲まれてフライパン探しは始まった。

あじねフライパンとの出会い

インターネットで調べると、大体はSEOが強いWEBサイトの製品だったり、Amazonでの販売量が多い商品などが出てくる。例えば「ターク」というブランドのフライパンは、洒落ていてシズル感溢れる写真が何枚も投稿されており、「底が深いフライパンって決めてたけど、このオシャレさが手に入るなら…!!」と心揺れ動いたこともいくらかあった。

タークのフライパン 引用元:https://www.japan-interior.com/brand/turk/classic_pan.html

まあ、最終的には炒飯を作りたい欲求が勝ちこの誘惑にも耐えるのだが、同時に持ち手のところに穴が空いていたほうがいいことに気づいた(タークは持ち柄の先が曲がっていて穴に引っ掛ける方式)。我が家の収納は穴があるものを先端に通して収納することが多く、それは普段から目に入るところに必要な器具を置いておきたいということも現れでもある。もし持ち手に穴が空いていないと、キッチンラックの中にしまわれていまい、使う頻度も自然と下がってしまうことを危惧した。また条件が付け加わった。

そんな時、Youtubeで「鉄フライパン」などのキーワードで調べているうち、こんな動画に出くわした。

 

ちょうど良さそうなフライパンではないかと思い、チャンネル名を見ると「あじねフライパン」と書いてある。今までの検索で一度も出てきていないブランド名で少し気になった(検索方法が悪かっただけかもしれない…)。こういう時にチェックするのが「Sumally(サマリー)」というサイトで、いろいろな商品を「Want(ほしい)/Have(持っている)」のステータスで登録するサイトなのだが、素敵な商品を多く教えてくれるため贔屓にしている。すると…

あるではないか!!

ということで、一気に期待が高まる。そして検索してみるとTOPページには

引用元:https://www.ajinefrypan.com/

そうですね!これですよね!

 

シンプルかつ琴線を捉えるようなTOPビジュアルに目を奪われたので、興味がグンと湧きくまなくWEBサイトをチェックした。すると、ほぼオーダーメイドのような形でこの3要素を変更できたり、持ち手の種類などを選ぶことができることがわかった。また、初めての人が迷わないように、テンプレモデルを複数用意していてわかりやすく、「これだ!」と直感的に感じた。

早速いてもたっても入れずに電話をする。熱源や仕様のイメージなどを伝えると懇親丁寧にアドバイスをいただいた。永く付き合うことになる商品と思っていたので、製作者チームの対応などは少なからず重要だと思っており、今回気持ちの良い対応をいただいたことも非常に好印象だった。また、細かいところだと、神奈川発ということもあり、出生県でビジネスを展開されていることや、温かみのあるロゴも気持ちを後押しした。

あとはWEBサイトの購入フォームから仕様を決定して注文を完了した。ここまで鉄フライパンを探し始めてから約2週間の出来事であった。

(余談)マーケティングっぽく考えてみると...

(早く実際の商品が見たい方は読み飛ばしてください笑)

なぜこのお客(私)はあじねフライパンを購入するに至ったのだろう?仕事柄もお客さまを想定しながら商品の戦略を練ることもあるので、私自身の行動をまずは振り返ってみると…

ゴール:使いやすく、こだわりがある「鉄フライパン」を購入して美味しい「炒飯」を作ること(とあるYoutuberみたいに)
現状:鉄フライパンを持っておらず購入する必要がある。それに関する知識は浅く、複数の商品から検討したいと思っている
情報収集①:インターネットでざっくりした情報収集。主に熱源や有名ブランドの情報を集める
情報収集②:現地にて実物を確認する。すると想定と異なったり潜在的な課題があぶり出され、追加の情報収集が必要になる
情報収集③:追加の情報収集中にイメージにマッチした鉄フライパンがあることを知る
購入:WEBサイトからフォームを記入して購入する

おそらくこんな感じである。次はいわゆるAIDMA的な観点で見てみる。

Attention:Youtubeで鉄フライパンで炒飯を作っている動画を見つける(あじねフライパン内田チャンネル)
Interest:自分が贔屓にしているプラットフォーム(Sumally)で掲載されていることを知る
Desire:あじねフライパンWEBサイトの訴求点に共感を覚える。ロゴデザインや電話対応なども素晴らしい
Memory:特になし
Action:WEBフォームから仕様を入力して簡単に注文を完了

こう見ると、リアルチャネルを展開していなくても、メディアやWEBサイトを運営していて、ファン(Sumallyにアップするのは一般ユーザーのため)がいれば、私みたいな無知の人間にもブランドを知ってもらえることがわかる。Youtubeチャンネルをやっていなかったらたどり着かなかったかもしれないし、Sumallyに掲載されていなければロイヤルティが高まらず別の商品の検討を続けていたかもしれない。その意味で一つの商品を購入するにあたっては複数の要因が絡まっての結果ということが自分でもよく分かる営みであった。

商品到着(そして開封)!

注文したのは8月だったと記憶しているが、そこから約1ヶ月半程度で到着となった。この期間も程々で良かったと思う。オーダーメイドっぽい訴求で数日で届いたら何か味気ないし、かといって1年以上待っても興味の旬を逃す。程よい楽しみを携えながら到着を待つことができた。

届いた商品の外装は上の写真のようなもので、「いきいき本物」というロゴがいい味を出している。

横からみた写真。衝撃を吸収するような梱包で、縛っている紐も全体の雰囲気とマッチする色で素晴らしい。(これが白とかだと別の印象になってしまいますよね)

そう、忘れていましたがフタもついでに注文しました。これもあじねフライパンの素晴らしいところで、既存メーカの鉄フライパンだと、適応するフタを自分で見繕わなきゃいけないものがいくつかあったのです。ブランドロゴも印字されていて、鉄フライパンとの統一感も出ています。

フライパンはこのようにビニールに入っています。

フタをした状態のフライパンの全容です。持ち手のところは同素材で仕上げてもらいました(木の持ち手にもできます)。好みはいろいろですが、ちょっと無骨なデザインのほうが好みなのです。まあそれでも一つ心配だったのが持ち手やフタ部分が極端に熱くならないかなってこと。一応キッチンミトンはあるので問題ないと思っていたのですが…

なんと取っ手カバーがついていました!しかも洗いやすいようにとタワシまで。これは驚きでした(もしWEBサイトに書いてあったら見落としですごめんなさい)。この感情を先回りされた感があるサービスはいつも嬉しくなります。

持ち手の部分にもブランドロゴが。

裏面はこのような感じです。美しい…

ということで、こちらが表側の表情です。適度な深さと良い塩梅。

基本のレシピブックも同梱されていました。雰囲気がたまらなくよいですね。実際このレシピで炒飯を作ったところ、本当にパラパラで美味しいものができました!(画像がないのは単に撮り忘れです。笑)

フライパンと付き合っていくための説明書も風合いが素晴らしいですね。ずっととっておきたい説明書です。この他にもお手紙やお問い合わせフォームや使用者の感想など、知りたい内容や温かくなれるような気遣いが満載で本当に値段以上の価値を提供されているなと感じました。

(終わりに)鉄フライパンは使い倒してこそ!

さあ、買ったからには存分に使い倒さなくてはなりません。炒飯を作り、謎の自作中華炒め(これも目分量の割には美味しかった笑 フライパンさまさま)を作るところまでは実践済みですが、より美食の道を目指してこれからも邁進していきます。このような人生の選択肢や楽しみを作り出してくれた「あじねフライパン」さんには本当に感謝ですし、今回購入には至らなかった各メーカさんの商品も、それぞれ確たる想いがあって作られていることでしょう。そんな姿勢やブランドに触れながら、また一歩楽しい世界が広がっていくのです。

 

【参考:今回オーダーした仕様】

◆寸法:28cm(直径)、1.6mm(厚さ)、6.5cm(深さ)

熱源:ガス・IH兼用

持ち柄:パイプ柄タイプ

+鉄製フライパン用手作り蓋28cm

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