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No.025    DOUMEUIL CLOTH / BESPOKE SUIT

No.025 DOUMEUIL CLOTH / BESPOKE SUIT

現存する最古の英国マーチャント、「DOUMEUIL(ドーメル)」の生地を使ったスーツ。

 

 

おそらく昔に流通した生地を使っているが、バーズアイ調で打ち込み感のある生地に、薄っすらブルーのウィンドウペンで、飾りすぎないデザイン。ボタンホールは少しブラウン掛かった同色系の糸が使用されており、細部へのこだわりが感じられる。

 

 

ボタンは黒無地のクラシカルなものを使用。フロントボタンは、低めのゴージを活かして2つボタンで。

 

 

袖のボタンは今では珍しい3つボタン。手持ちのものは4つボタンが多いが、このスーツに3つボタンが至極相性の良いデザインかと。

 

 

襟部分も抜かりなく。ゴージが低い初のデザインチョイスだが、思ったよりすんなりと受け入れられた。

 

 

パンツは現代には似つかわしくないIラインシルエットになっていて、特筆すべき裾幅は22cmと、クラシックを通り越したようなデザイン。故に、少しこってりしたブローグシューズとの相性が良く、加えて立体的なノットが作れる太めのネクタイとベージュのバルマカーンコートを大体チョイスしている。

 

 

本来はあと20〜30年くらい年を取ってからのほうが似合いそうだが、それでも普遍性を求めて、一日また一日と、人目を憚らず社会へ繰り出していく様を美学と呼べる日は来るのだろうか。残念ながら今のところ、その勇気は到底持ち合わせていないのだが…

No.021    高橋洋服店 / Bespoke Suits

No.021 高橋洋服店 / Bespoke Suits

都内の老舗テーラーでスーツを誂える。

 

 

高橋洋服店。創業1903年、銀座で一番古い注文洋服店だそう。このタイミングの紹介にして、実は初のオーダースーツの誂えはこの一着である。

 

 

十分な薀蓄や感性の持ち合わせもなかった時代(勿論現在でも同様なのだが)。初めて訪ねた時の緊張感や、たくさんのバンチとにらめっこしながら、1時間弱悩みに耽っていささかビギナーズ感は満載だっただろう。

 

 

ただ、あくまで自己の主義主張は控えめに、老舗テーラーとして名を馳せてきた、その含蓄のある提案に身を委ねた。飴色の釦も高級感を醸し出している。

 

 

グレーとブラウンの中間色のような色合いに、うっすらとボルドーが入ったグレンチェック柄。昔の感性ならもう少し派手なものを選んだ気もするのだが、我ながら良いセンスであったと邂逅。

 

 

生地はイタリアのCACCIOPPOLI(カチョッポリ)。ナポリのマーチャントとのことだが、生地の厚みやコシの強さが絶妙で、草臥れない良い塩梅。

 

 

裏地のシックなブラウン。滑らかな造作。

 

裏地のもう一方。3ピースであるからこその豊かな表現力。ストライプの主張具合も素晴らしい。

 

 

今振り返ると、本切羽にしなかったのだけが心残りか。それでも全体のバランス感、ゆとりあるデザイン。スーツもさることながら、人生最初のオーダースーツを快く愉しめた体験でした。

No.014    BEAMS F / Birds-Eye Suit

No.014 BEAMS F / Birds-Eye Suit

 

無数の鳥の目…。バーズアイと呼ばれるこの柄の汎用性に惹かれて。それだけでなく、随所に見えるクラシカルなディテールも食指を動かしたアイテム。

 

 

旧タグ。BEAMS Fの3Bスーツ。モヘヤ×ウールの独特なるシャリ感。このスーツに出会って、今のBEAMS Fのイメージに多少の変化が。(イタリアクラシコ一辺倒のブランドという、その認識が改められることに)

 

 

そんな中、生地は「FRATELLI TALLIA DI DELFINO」。やはりイタリアからは完全には抜けられないようで。。

 

 

釦は良い塩梅のブラウン。ネクタイも必然的に同色で合わせることに。

 

 

このディテ―ルのアイテムが初。まさかのパンチェリーナ仕様。購入した時は若干の窮屈さを覚えたものの、今や自身のウエストに服従しその役割を果たせずにいるようだ(異常な怠惰だけは受け付けてくれないらしい)

 

 

サイドベンツで軽い印象。春・秋がメインシーズンなのでこれで良い。

 

 

パンツは1プリーツ。裾は十分なゆとりがあり、近年のクラシコ風潮とは異なっており好ましいシルエット。

 

 

(ヒゲの存在も確認…)

 

 

とにかく「無理のない」デザイン。モヘヤの光沢が全面に出るスーツにおいては、この程度のさっぱりしたディテールでこそ、やっとの「フツウ」を得られる気がします。

No.001    BERUN / Bespoke Suit

No.001 BERUN / Bespoke Suit

 

神楽坂の名店でオーダースーツを誂える。

 

 

決めていたのはネイビーで程よい光沢、ある程度打ち込みが確かな生地。そして何よりも普遍的なこと。

 

 

オーナーに勧められた『Harrisons of Edinburgh(ハリソンズ・オブ・エジンバラ)』 飾り気のない英国の空気をふんだんに吸い込んだ生地。これにしよう。

 

 

仮縫いは1回、十分に信用して任せているので、余計な口出しはせず、身を任せて仕上がりを待つ。

 

 

新婚旅行の話題にも。イギリスに行くことは決めていたので、聖地『サヴィル・ロウ』の情報も潤沢に入手できる。

 

 

襟はピークドラペルで1つボタン。ウエストコートを付けてよりフォーマルに。モーニングカットにしていただき、それでも普段使いにも対応できるよう、飾らず、落ち着いた佇まい。

 

 

TURNBULL & ASSERのカフリンクスをサンプルで付けさせていただき、同時にオーダーしたシャツとの相性を確認。

 

 

挙式当日。ハンガーはオリジナル。もちろん現地まで同伴。

 

 

当日はオリジナルのボウタイにミモザを合わせて。会場の雰囲気とも相まって素晴らしい装いに。