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No.024    AQUASCUTUM / BALMACAAN COAT

No.024 AQUASCUTUM / BALMACAAN COAT

どっぷりAライン。

 

 

Aquascutum(アクアスキュータム)。発端をクリミア戦争に遡る、イギリスの老舗ブランド。バーバリーチェックと双璧を成すこの「クラブチェック」はあまりにも有名。

 

 

クラシカルなスーツや洋服が増えてからというものの、それを一身に纏えるコートを探していた。そんな時に出会ったのがこのコート。十分すぎる身幅・着丈に、ベーシックなAラインシルエットのラグランデザイン。釦の印字とクラブチェック、まさに追い求めていたコートの形であった。

 

 

これで、トレンチコートはバーバリー、バルマカーンコートはアクアスキュータムと、一層英国文化が浸透するなか、次はどのアウターに手をかけてしまうのか。秋冬に活躍できるダウンは旧モンクレール、チェスターコートはロロピアーナ、ブルゾンはバブアーと、ワードローブ戦争において、未だ英国優勢なことに変わりはない。

 

 

経年で見られるスレや色落ち、既に十分すぎる貫禄であるが、風雪を耐えしのぐ変わりに成長するバルマカーンコート、着るタイミングも多くその活躍が楽しみです。

 

No.018    UMIT BENAN / Denim Jacket

No.018 UMIT BENAN / Denim Jacket

 

渾(藍)身。UMIT BENANのデニムジャケット。いわゆる「Gジャン」といえばいよいよ世代は巻き戻り、それを回避するが如く「デニムジャケット」という、非常にモダナイズされた呼び方で紹介することにしたい。

 

 

そのものに風合いがあり、その経年変化を楽しむものとして、着道楽に愛着を持たれているデニム素材。奥ぞ深く、岡山県への聖地巡礼やらリーバイスのデッドストックやら、枚挙にいとまがないほどの含蓄ある知識が求められるが、一切の語ること抜きでただただその佇まいを紹介するのが本サイトというものである。

 

 

ボタンの裏はこのように貫通しており留まっている。裏地でも十分に表情がある。

 

 

(上の写真の表地はこのような形)

 

 

デニムジャケットといえば、A.P.C(アーペーセー)のものが有名だが、このUMIT BENANも中々。「ウミ」とあったり語感的なものもあり、てっきりPetit Bateau(プチ・バトー)のようなマリンブランドかと思っていたが、コレクションは実に土臭いと表現すべきか、噛みごたえのあるようなアイテムを数多く排出しているようだ。

 

 

タグはかなりの強度で縫い付けられており、生地の裏側までステッチが走っていた。四つ糸のマルジェラはシンボリックだが、隠れUMIT BENANユーザーを探すのもまた一興。

 

 

陰影のある藍。より立体的な藍になるその時まで…

No.015    ARC’TERYX VEILANCE / Nemis Jacket

No.015 ARC’TERYX VEILANCE / Nemis Jacket

 

これはなんとしても紹介したかった。ARC’TERYX VEILANCE(アークテリクス・ヴェイランス)のNemis Jacket。

 

「More Urban、More Movable」アウトドアブランドとして名を馳せるアークテリクスを、より都会的なアイテムに落とし込んだヴェイランスシリーズ。ナイロン・ポリエステルが織りなす快適かつ軽量な仕立て。須らくアークテリクスの意匠は施されており、このシームテープも同社らしい仕上げ方を見せている。

 

色はマホガニー。深みと立体感がある赤茶色。ジップも小洒落ている仕様だが全くうるさくなく、同色だからこそできる細微的な美しさ。

 

 

(もはや芸術品を見ているかのよう)。。 襟のリブも軽快な雰囲気で、その切り替えもシームレスの如く自然な造り。

 

袖と裾も同じくリブ仕様。

 

(上から見下されるかのような威圧感…)

 

とかく非常に軽く生地が柔軟なため、パッカブルな汎用性もあり、用途幅が広くさすがアウトドアブランドの意匠といったところ。簡単な雨もしっかり弾いてくれるので頼もしく、断続的な登板機会を要請される主力アイテムとなっています。