Category Archives

38 Articles
No.018    UMIT BENAN / Denim Jacket

No.018 UMIT BENAN / Denim Jacket

 

渾(藍)身。UMIT BENANのデニムジャケット。いわゆる「Gジャン」といえばいよいよ世代は巻き戻り、それを回避するが如く「デニムジャケット」という、非常にモダナイズされた呼び方で紹介することにしたい。

 

 

そのものに風合いがあり、その経年変化を楽しむものとして、着道楽に愛着を持たれているデニム素材。奥ぞ深く、岡山県への聖地巡礼やらリーバイスのデッドストックやら、枚挙にいとまがないほどの含蓄ある知識が求められるが、一切の語ること抜きでただただその佇まいを紹介するのが本サイトというものである。

 

 

ボタンの裏はこのように貫通しており留まっている。裏地でも十分に表情がある。

 

 

(上の写真の表地はこのような形)

 

 

デニムジャケットといえば、A.P.C(アーペーセー)のものが有名だが、このUMIT BENANも中々。「ウミ」とあったり語感的なものもあり、てっきりPetit Bateau(プチ・バトー)のようなマリンブランドかと思っていたが、コレクションは実に土臭いと表現すべきか、噛みごたえのあるようなアイテムを数多く排出しているようだ。

 

 

タグはかなりの強度で縫い付けられており、生地の裏側までステッチが走っていた。四つ糸のマルジェラはシンボリックだが、隠れUMIT BENANユーザーを探すのもまた一興。

 

 

陰影のある藍。より立体的な藍になるその時まで…

No.017    MACKINTOSH LONDON × TURNBULL & ASSER / LONDON STRIPE SHIRT

No.017 MACKINTOSH LONDON × TURNBULL & ASSER / LONDON STRIPE SHIRT

 

英国の重鎮、いざコラボの刻。

 

 

MACKINTOSH LONDON × TURNBULL & ASSERのロンドンストライプシャツ。マッキントッシュは以前ダヌーンを持っていたが手放した関係もあり久々のワードローブIN。

 

襟を構築するゆるやかなS字、いわゆるターンブルカットは健在とお見受けする。

 

 

ダブルネームのタグもこの商品ならでは。他にもマッキントッシュが英国の老舗ブランドとコラボしたGB7というプロジェクトがあり、眉唾もののラインナップになっている。

MACKINTOSH LONDON と共鳴する伝統と格式を備える英国の名品たち。

英国には100年を越える歴史を誇る老舗ブランドが数多く存在する。「GB7 collection」は、MACKINTOSH LONDONが目指すモダンブリティッシュスタイルを完成させるため、永く英国の服飾文化を担ってきた保守本流のブランドたちと協働した限定コレクションである。それは次の歴史と伝統を紡ぐプロジェクトであり、新たなクラシックが生まれる場所である(引用サイト

 

釦を外してもこの端正さ。仕立ての良さがよく伝わってくる。

 

 

カフスは3連のシングルカフス。これもターンブル & アッサーならでは。

 

 

ダーツもオリジナル仕様。全く理解されなそうなこだわりも多いが、差し引いても着心地の良さ、その汎用性で良きパートナーになってくれそうです。

No.016    E.MARINELLA / TIE

No.016 E.MARINELLA / TIE

 

初のネクタイはこのブランドから。

 

 

E.MARINELLA(マリネッラ)。各国の首脳も御用達という当ブランド。サミットでのお土産として用いられたことでも有名。

 

 

「ブラウン」と呼ぶには少々勿体無い。「モカチーノ」とでも名付けてみようか。

 

 

ナポリお得意のいわゆる「セッテピエゲ」ではない形のマリネッラ。しっかりと芯地が入っているタイプでどちらかというとこちらが性分に合っているようで。ディンプル作って詰めあげて締めるのには不的確な気もして、専らゆったりプレーンノット(締めるのではなく巻くような感じ)。

 

 

こちらは一転、鮮やかな小紋柄。

 

 

プレーンなスーツに華を持たせることで役割として。

 

 

これからの季節で、増々大車輪の活躍を見せるこの二本。無駄に酷使せず、適度な休憩を挟みながらと思うもつかの間、その汎用性に抗うことができず、一日、また一日と駆り出されていくのです。

No.015    ARC’TERYX VEILANCE / Nemis Jacket

No.015 ARC’TERYX VEILANCE / Nemis Jacket

 

これはなんとしても紹介したかった。ARC’TERYX VEILANCE(アークテリクス・ヴェイランス)のNemis Jacket。

 

「More Urban、More Movable」アウトドアブランドとして名を馳せるアークテリクスを、より都会的なアイテムに落とし込んだヴェイランスシリーズ。ナイロン・ポリエステルが織りなす快適かつ軽量な仕立て。須らくアークテリクスの意匠は施されており、このシームテープも同社らしい仕上げ方を見せている。

 

色はマホガニー。深みと立体感がある赤茶色。ジップも小洒落ている仕様だが全くうるさくなく、同色だからこそできる細微的な美しさ。

 

 

(もはや芸術品を見ているかのよう)。。 襟のリブも軽快な雰囲気で、その切り替えもシームレスの如く自然な造り。

 

袖と裾も同じくリブ仕様。

 

(上から見下されるかのような威圧感…)

 

とかく非常に軽く生地が柔軟なため、パッカブルな汎用性もあり、用途幅が広くさすがアウトドアブランドの意匠といったところ。簡単な雨もしっかり弾いてくれるので頼もしく、断続的な登板機会を要請される主力アイテムとなっています。

No.014    BEAMS F / Birds-Eye Suit

No.014 BEAMS F / Birds-Eye Suit

 

無数の鳥の目…。バーズアイと呼ばれるこの柄の汎用性に惹かれて。それだけでなく、随所に見えるクラシカルなディテールも食指を動かしたアイテム。

 

 

旧タグ。BEAMS Fの3Bスーツ。モヘヤ×ウールの独特なるシャリ感。このスーツに出会って、今のBEAMS Fのイメージに多少の変化が。(イタリアクラシコ一辺倒のブランドという、その認識が改められることに)

 

 

そんな中、生地は「FRATELLI TALLIA DI DELFINO」。やはりイタリアからは完全には抜けられないようで。。

 

 

釦は良い塩梅のブラウン。ネクタイも必然的に同色で合わせることに。

 

 

このディテ―ルのアイテムが初。まさかのパンチェリーナ仕様。購入した時は若干の窮屈さを覚えたものの、今や自身のウエストに服従しその役割を果たせずにいるようだ(異常な怠惰だけは受け付けてくれないらしい)

 

 

サイドベンツで軽い印象。春・秋がメインシーズンなのでこれで良い。

 

 

パンツは1プリーツ。裾は十分なゆとりがあり、近年のクラシコ風潮とは異なっており好ましいシルエット。

 

 

(ヒゲの存在も確認…)

 

 

とにかく「無理のない」デザイン。モヘヤの光沢が全面に出るスーツにおいては、この程度のさっぱりしたディテールでこそ、やっとの「フツウ」を得られる気がします。

No.013    TOM FORD / TF5183

No.013 TOM FORD / TF5183

 

≠T型フォード、=TOM FORD…

 

 

スクエア型のフレーム、フロントサイドにあるブランドアイコン「T」(ト)。合わせはフォーマル◎、カジュアル◯といったところ。

 

 

株主優待を併用しつつ、今回仲間入りを果たしたトム・フォードのメガネ、型番は「TF5183」。

 

 

元々着用している、RayBan RB-5109の代わりとしてフレームのみ購入。そのまま眠ること幾数月の時を経て、今回再び日の目を見る。

 

 

テンプルの先にもブランドネームが。独特の丸みのあるフォント、燻されたようなデザイン、主張は控えめに。

 

 

パッドはフロントフレーム一体型。これも決め手のポイント。

 

 

現在はメイン使用のRayBan RB-5109、オフ使用のOLIVER PEIPLES Kennet BKDTBについで三本目。もうメガネは十分かな。

No.012    BOGLIOLI / COTTON × LINEN JACKET

No.012 BOGLIOLI / COTTON × LINEN JACKET

 

コットン×リネンの絶妙な塩梅。ボリオリのジャケット(おそらく”K−ジャケット”というモデル)。

 

 

出会ったのは比較的最近だが、このジャケットの歴史は長く、おそらく15年程第一線のジャケットとして活躍していたのであろう。定番のドーバー(DOVER)が発売される前なので、その歴史の深さと耐久性に感服。

 

 

タグも全面縫い。サルトリアの文字が踊る。現在の華やかな4つ糸で留めたものより、旧知の落ち着きと信頼感を。

 

 

(ボタンホール。製法に疎いのでマニアの方向け)

 

 

(ジャケットの”ヒゲ”も健在)

 

 

(ラペルの縫い付けとフラワーホール。ここもマニアの方向け)

 

 

ボタンは同色で。同トーンであろうと異色だとまた雰囲気が変わってしまう。これがベターかつ実にベスト。

 

 

リネンの風合いも抜群。長く着込むことでより魅力的なアイテムに。目指せ30年選手。

No.011    LEON FLAM / SAC 21H -PILOT BAG-

No.011 LEON FLAM / SAC 21H -PILOT BAG-

 

 

LEON FLAM(レオン・フラム)。1924年創業、パリのブランド。

 

 

同ブランドで最も有名なパイロットバッグを2年ほど前に。キャンバスとレザーのコンビが美しい。

 

 

なんでも、その機能性から当時のパイロットに大変好まれたようで、ヘルメットを入れるケースからインスパイアされたデザインになっているよう。その収納力は確かに特筆すべきものがあります。

 

 

他にも数種類のカラバリが。ただ、最も「パリ」らしい色味として、このグレーキャンバスに惹かれたのです。

 

 

(良い経年変化の見え始め。。)

 

 

(頑強なジップやリングも、誕生当時の背景を想起させるよう)

 

 

持ち手でトートのように使っても、ショルダーで使っても、はたまたショルダーベルトをクロスさせ、バックパックのように使っても良し。

 

 

背面の佇まいも極力の装飾を嫌い、耐久性を強化する底面のレザーも頼もしい。

 

 

半年ほど前にパリの本店にもお邪魔しました。バッグを持っていることを伝えると購入したお店を聞かれ、妙に意気投合。ブランド価値の高まりは、購入時から収まることを知りません。

No.010    MARGARET HOWELL × JOHN SMEDLEY / SEA ISLAND COTTON STRIPE T-SHIRT

No.010 MARGARET HOWELL × JOHN SMEDLEY / SEA ISLAND COTTON STRIPE T-SHIRT

 

英国の飾らないシンプルさを代表する2ブランドのコラボアイテム。毎年展開されているマーガレット×スメドレーのコットンTシャツ。

 

 

この太めのタグにこそ、一種の憧れを持って幾数年。

 

 

青より「碧(アオ)」。染め出された2色と細いピッチのボーダー、編み込みが美しい首周りのリブ、スメドレーらしさが溢れる生地感。

 

 

(無論イギリス製)。。最近のマーガレットの服で、一番先に手が伸びるのは商品タグ。生産国や素材に過度な期待や偏見は抱かないようにしていますが、それでも日本製・イギリス製に惹かれることは一度や二度ではなく…

 

 

ガゼット部分は切りっぱなし。締め付けから開放され、ストンと落ちるデザインを実現。

 

 

おそらく何かを入れることを想定していない胸ポケット。その素材感により、軽くめくれた先には「碧」。単調になりすぎない意匠がここに。

 

 

その素晴らしい縫製とカラバリで有名なスメドレーですが、マーガレット女史の手によって更に収斂された商品に。盛夏に着こなすには程遠い資金力の中、春と秋の主力インナーとして、またシーズンをむかえます。

No.009    MAISON MARTIN MARGIELA / Code Lane Pants

No.009 MAISON MARTIN MARGIELA / Code Lane Pants

 

コードレーンの砂丘。縦方向に貫く主線とそれを繋ぎ込むように織られた細畝の生地。コットンコードと呼ばれ、盛夏の主役としてシアサッカーと双璧を成す。

 

 

、、(全く分かりづらい写真にて失礼)。マルジェラお得意のサイドシームレスになっており、脚を巻き込むように覆うデザイン。可動域が十分確保され、風通しもこの上なく良い。

 

 

フックとボタンフライ。フックの噛み合わせが悪いと公序良俗に反する危険性があるため細心の注意を・・・。

 

 

(コインポケットのようなもの。おそらく使うことはない)

 

 

色味、柄、素材、デザイン、シルエット、全てにおいて「中庸」(極端な行き方をせず穏当なこと。片寄らず中正なこと)の体現…。

 

 

夏はさっくりとしたスエードローファー、秋はブラウン×グレインレザーのUチップで。