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No.022    FOLK / COTTON KNIT

No.022 FOLK / COTTON KNIT

すごいさっぱり、すごいこだわり。

 

 

FOLK(フォーク)。イギリス生まれの「シンプル・ベーシック・クリーン」を謳うブランド。とかく着やすく、それでいて快適さを兼ね備えており、春・秋ワードローブの中心的存在。

 

マーブル状に染め上げたような生地。スルッとした肌触りが心地よく立体感もあることで、一枚でも十分主役に。

 

 

(とても見づらい写真で失礼…)。背中との切り返し、裾はそれぞれ別のリブ仕様。ただ、色は全くの同じもの。表現の仕方のみでこれも立体感を生み出している。

 

 

袖もリブ仕様で使いやすく、トーンの統一もなされているので着回しもしやすい。非常に自身の好みに合っているブランドかと思います。

 

No.021    高橋洋服店 / Bespoke Suits

No.021 高橋洋服店 / Bespoke Suits

都内の老舗テーラーでスーツを誂える。

 

 

高橋洋服店。創業1903年、銀座で一番古い注文洋服店だそう。このタイミングの紹介にして、実は初のオーダースーツの誂えはこの一着である。

 

 

十分な薀蓄や感性の持ち合わせもなかった時代(勿論現在でも同様なのだが)。初めて訪ねた時の緊張感や、たくさんのバンチとにらめっこしながら、1時間弱悩みに耽っていささかビギナーズ感は満載だっただろう。

 

 

ただ、あくまで自己の主義主張は控えめに、老舗テーラーとして名を馳せてきた、その含蓄のある提案に身を委ねた。飴色の釦も高級感を醸し出している。

 

 

グレーとブラウンの中間色のような色合いに、うっすらとボルドーが入ったグレンチェック柄。昔の感性ならもう少し派手なものを選んだ気もするのだが、我ながら良いセンスであったと邂逅。

 

 

生地はイタリアのCACCIOPPOLI(カチョッポリ)。ナポリのマーチャントとのことだが、生地の厚みやコシの強さが絶妙で、草臥れない良い塩梅。

 

 

裏地のシックなブラウン。滑らかな造作。

 

裏地のもう一方。3ピースであるからこその豊かな表現力。ストライプの主張具合も素晴らしい。

 

 

今振り返ると、本切羽にしなかったのだけが心残りか。それでも全体のバランス感、ゆとりあるデザイン。スーツもさることながら、人生最初のオーダースーツを快く愉しめた体験でした。

No.020    BROOKS BROTHERS / NAVY BLAZER

No.020 BROOKS BROTHERS / NAVY BLAZER

 

幼少の頃から、「一番(またの名を一等賞とも言う)」とはおおよそ縁が遠い人生を送ってきただけに、金色(ゴールド:一番の象徴)には変わらない一種の憧憬はあるものの、実際には2番手以下で甘んじること多く、それは服のチョイスにもよく反映されている。

 

 

そう、このブルックスブラザーズのブレザーを購入するきっかけは、社会人になって初めてまともな賞与を得た時だったと今更逡巡している。ただ、どうも紺ブレの主役と言わんばかりの金ボタンが、私の感性を揺さぶるには足り得なかったあの時、この燻したようなボタンが目に入ってきてや否や、他店舗のブレザーと比較する本来の用心深い性格はどこへやら、ほぼ即座にこのブレザーに決めていた。

 

 

今でもこのボタンのスペアは大事に保管している。この生地を書くために公式HPを見たが、同じモデルを見つけ出すことがとうとうできなかった。あの時の自分の決断を褒めておきたい。

 

幾数年、このブレザーと共にビジネスパーソンの日々を送ってきたことで、若干の貫禄を増すことになった。もちろん、私のことでなく、このブレザーのことである。購入当時には知らなかった服飾に関する知識を総動員しても、このブレザーのバランス間隔、屹立とした佇まいは今でも美しいと感じることができる。

 

 

生地はSAXXONウールを使用。打ち込みが強く程よい厚さで、それこそ初夏になると敬遠するものの、用途の幅広さは折り紙付き。

 

 

今年でBrooks Brothersは200周年。都合よくこの記事も20本目。ボタンダウンシャツ、レップタイ、チェスターコート。。。彼らが作り出す全てのこれらアイテムにお世話になって、一応ビジネスパーソンとして生きながらえてきました。

 

 

こう遠目で見ると歴戦感は否めず。それでも修繕して使い続けたい一品。

 

 

この佇まい、完全にモノにするまでにはまだまだ掛かりそうですが、それでも着るたびに新鮮さと、懐古的な感情を抱かせてくれるブルックスブラザーズのブレザー。疑いようなく素晴らしいワードローブの一つです。

No.019    ANDERSEN-ANDERSEN / SAILOR CREWNECK (Hunting Green)

No.019 ANDERSEN-ANDERSEN / SAILOR CREWNECK (Hunting Green)

 

海洋国家、デンマークが産み出した産物。ANDERSEN-ANDERSEN(アンデルセン・アンデルセン)のセーラーセーター(でもイタリア製)。

 

 

ANDERSEN-ANDERSEN

2009年、デンマークのアンデルセン夫妻によりスタート。海洋国家であるデンマークは昔からニットが非常に盛んでしたが、近年は後継者不足から産業が減少傾向にありました。しかし、アンデルセン夫妻はこの伝統的なデンマークのニット文化を継承していきたいという想いから昔ながらの編み方を継承しつつ、デンマークのユトランド半島にて生産を始めました。また定番であるタートルタイプは、デンマークで昔から着られている船員や漁師・ハンターのニットウエアのデザインにインスピレーションを受けて作られており、前後どちらでも着られるニットは忙しい船員達が前後気にすることなく、気軽に着られるように作られています(引用サイト

 

 

今回手に入れたのはタートルでないクルーネック型のセーターで、色は珍しい「ハンティンググリーン」。この色、あまり日本に出回っている印象がない(おおよそ一度も購入までに目撃したことはなかった)。店内で見た時にはモスグリーンのような色彩を放っていたが、外で見るとすっかりダークグレーのような色味である。公式サイトでも上のような写真に近い色味の表現になっている。

 

 

これが電球色のような色味の中で撮影すると上の写真のような色味に。やっと「Green」という言葉に一定の信憑性が。

 

 

そして、当ブランドの特徴であるサムホール。実際に活用する機会は少なそう(折り返して使いたいことに加え、手汗による劣化を防ぎたい。。)

 

 

負荷がかかる箇所はカンヌキ留めが施されていたり、とことん使用者に永く使ってもらうような設計がなされている。織りの密度も相当なもの。

 

 

ちなみにこのニット、重さは約1kgと大したもの。翻って、重ね着など殆ど不要。この一枚のみあれば良い。

 

 

晩秋から冬にかけて、この一枚、バルマカーンコート、フランネル地のパンツ、チャッカブーツあたりでサラッと外出ができるくらいの度量を持ち合わさねば…

No.018    UMIT BENAN / Denim Jacket

No.018 UMIT BENAN / Denim Jacket

 

渾(藍)身。UMIT BENANのデニムジャケット。いわゆる「Gジャン」といえばいよいよ世代は巻き戻り、それを回避するが如く「デニムジャケット」という、非常にモダナイズされた呼び方で紹介することにしたい。

 

 

そのものに風合いがあり、その経年変化を楽しむものとして、着道楽に愛着を持たれているデニム素材。奥ぞ深く、岡山県への聖地巡礼やらリーバイスのデッドストックやら、枚挙にいとまがないほどの含蓄ある知識が求められるが、一切の語ること抜きでただただその佇まいを紹介するのが本サイトというものである。

 

 

ボタンの裏はこのように貫通しており留まっている。裏地でも十分に表情がある。

 

 

(上の写真の表地はこのような形)

 

 

デニムジャケットといえば、A.P.C(アーペーセー)のものが有名だが、このUMIT BENANも中々。「ウミ」とあったり語感的なものもあり、てっきりPetit Bateau(プチ・バトー)のようなマリンブランドかと思っていたが、コレクションは実に土臭いと表現すべきか、噛みごたえのあるようなアイテムを数多く排出しているようだ。

 

 

タグはかなりの強度で縫い付けられており、生地の裏側までステッチが走っていた。四つ糸のマルジェラはシンボリックだが、隠れUMIT BENANユーザーを探すのもまた一興。

 

 

陰影のある藍。より立体的な藍になるその時まで…

No.017    MACKINTOSH LONDON × TURNBULL & ASSER / LONDON STRIPE SHIRT

No.017 MACKINTOSH LONDON × TURNBULL & ASSER / LONDON STRIPE SHIRT

 

英国の重鎮、いざコラボの刻。

 

 

MACKINTOSH LONDON × TURNBULL & ASSERのロンドンストライプシャツ。マッキントッシュは以前ダヌーンを持っていたが手放した関係もあり久々のワードローブIN。

 

襟を構築するゆるやかなS字、いわゆるターンブルカットは健在とお見受けする。

 

 

ダブルネームのタグもこの商品ならでは。他にもマッキントッシュが英国の老舗ブランドとコラボしたGB7というプロジェクトがあり、眉唾もののラインナップになっている。

MACKINTOSH LONDON と共鳴する伝統と格式を備える英国の名品たち。

英国には100年を越える歴史を誇る老舗ブランドが数多く存在する。「GB7 collection」は、MACKINTOSH LONDONが目指すモダンブリティッシュスタイルを完成させるため、永く英国の服飾文化を担ってきた保守本流のブランドたちと協働した限定コレクションである。それは次の歴史と伝統を紡ぐプロジェクトであり、新たなクラシックが生まれる場所である(引用サイト

 

釦を外してもこの端正さ。仕立ての良さがよく伝わってくる。

 

 

カフスは3連のシングルカフス。これもターンブル & アッサーならでは。

 

 

ダーツもオリジナル仕様。全く理解されなそうなこだわりも多いが、差し引いても着心地の良さ、その汎用性で良きパートナーになってくれそうです。

No.016    E.MARINELLA / TIE

No.016 E.MARINELLA / TIE

 

初のネクタイはこのブランドから。

 

 

E.MARINELLA(マリネッラ)。各国の首脳も御用達という当ブランド。サミットでのお土産として用いられたことでも有名。

 

 

「ブラウン」と呼ぶには少々勿体無い。「モカチーノ」とでも名付けてみようか。

 

 

ナポリお得意のいわゆる「セッテピエゲ」ではない形のマリネッラ。しっかりと芯地が入っているタイプでどちらかというとこちらが性分に合っているようで。ディンプル作って詰めあげて締めるのには不的確な気もして、専らゆったりプレーンノット(締めるのではなく巻くような感じ)。

 

 

こちらは一転、鮮やかな小紋柄。

 

 

プレーンなスーツに華を持たせることで役割として。

 

 

これからの季節で、増々大車輪の活躍を見せるこの二本。無駄に酷使せず、適度な休憩を挟みながらと思うもつかの間、その汎用性に抗うことができず、一日、また一日と駆り出されていくのです。

No.015    ARC’TERYX VEILANCE / Nemis Jacket

No.015 ARC’TERYX VEILANCE / Nemis Jacket

 

これはなんとしても紹介したかった。ARC’TERYX VEILANCE(アークテリクス・ヴェイランス)のNemis Jacket。

 

「More Urban、More Movable」アウトドアブランドとして名を馳せるアークテリクスを、より都会的なアイテムに落とし込んだヴェイランスシリーズ。ナイロン・ポリエステルが織りなす快適かつ軽量な仕立て。須らくアークテリクスの意匠は施されており、このシームテープも同社らしい仕上げ方を見せている。

 

色はマホガニー。深みと立体感がある赤茶色。ジップも小洒落ている仕様だが全くうるさくなく、同色だからこそできる細微的な美しさ。

 

 

(もはや芸術品を見ているかのよう)。。 襟のリブも軽快な雰囲気で、その切り替えもシームレスの如く自然な造り。

 

袖と裾も同じくリブ仕様。

 

(上から見下されるかのような威圧感…)

 

とかく非常に軽く生地が柔軟なため、パッカブルな汎用性もあり、用途幅が広くさすがアウトドアブランドの意匠といったところ。簡単な雨もしっかり弾いてくれるので頼もしく、断続的な登板機会を要請される主力アイテムとなっています。

No.014    BEAMS F / Birds-Eye Suit

No.014 BEAMS F / Birds-Eye Suit

 

無数の鳥の目…。バーズアイと呼ばれるこの柄の汎用性に惹かれて。それだけでなく、随所に見えるクラシカルなディテールも食指を動かしたアイテム。

 

 

旧タグ。BEAMS Fの3Bスーツ。モヘヤ×ウールの独特なるシャリ感。このスーツに出会って、今のBEAMS Fのイメージに多少の変化が。(イタリアクラシコ一辺倒のブランドという、その認識が改められることに)

 

 

そんな中、生地は「FRATELLI TALLIA DI DELFINO」。やはりイタリアからは完全には抜けられないようで。。

 

 

釦は良い塩梅のブラウン。ネクタイも必然的に同色で合わせることに。

 

 

このディテ―ルのアイテムが初。まさかのパンチェリーナ仕様。購入した時は若干の窮屈さを覚えたものの、今や自身のウエストに服従しその役割を果たせずにいるようだ(異常な怠惰だけは受け付けてくれないらしい)

 

 

サイドベンツで軽い印象。春・秋がメインシーズンなのでこれで良い。

 

 

パンツは1プリーツ。裾は十分なゆとりがあり、近年のクラシコ風潮とは異なっており好ましいシルエット。

 

 

(ヒゲの存在も確認…)

 

 

とにかく「無理のない」デザイン。モヘヤの光沢が全面に出るスーツにおいては、この程度のさっぱりしたディテールでこそ、やっとの「フツウ」を得られる気がします。

No.013    TOM FORD / TF5183

No.013 TOM FORD / TF5183

 

≠T型フォード、=TOM FORD…

 

 

スクエア型のフレーム、フロントサイドにあるブランドアイコン「T」(ト)。合わせはフォーマル◎、カジュアル◯といったところ。

 

 

株主優待を併用しつつ、今回仲間入りを果たしたトム・フォードのメガネ、型番は「TF5183」。

 

 

元々着用している、RayBan RB-5109の代わりとしてフレームのみ購入。そのまま眠ること幾数月の時を経て、今回再び日の目を見る。

 

 

テンプルの先にもブランドネームが。独特の丸みのあるフォント、燻されたようなデザイン、主張は控えめに。

 

 

パッドはフロントフレーム一体型。これも決め手のポイント。

 

 

現在はメイン使用のRayBan RB-5109、オフ使用のOLIVER PEIPLES Kennet BKDTBについで三本目。もうメガネは十分かな。